こんにちは。
徳島・香川でお客さまのココロを満たす注文住宅を建てている南光です。
最近の家づくりでは「廊下は少なめが正解」と言われることが多くなっています。その一番の理由は、限られた面積を有効に使うためです。廊下が多いほど、居室として使える空間が減ってしまうので、できるだけ廊下を削ってコンパクトに。効率的な間取りが主流となってきています。
以前と比べると、間取りの傾向も大きく変わりました。廊下を中心に右にリビング、左に和室というような構成が昔はよく見られましたが、今はリビングと和室を一体で使うプランが主流になっています。それに伴い、自然と廊下が少ない間取りが増えてきたのです。
とはいえ、廊下がまったく必要ないというわけではありません。例えば、親との同居を視野に入れた住まいでは、和室をリビングと分けて独立させるケースもあります。廊下を介して空間を分けると、お互いの生活リズムやプライバシーが守られますよ。
実用性の他にも、家に遊びゴコロを加えるために廊下をつくることがあります。
廊下の先に大きな窓を設けて庭を眺められるようにしたり、夜はライトアップされた植栽を楽しめるようにすると、まるでホテルのような雰囲気に。住まいに余白があると、そんな贅沢な楽しみ方も可能になります。
平屋の場合は特に、廊下を上手に使うことで暮らしやすさが増すことも。LDKと寝室などの居室を廊下で区切ることで、生活リズムが違う家族同士でも、音を気にせず快適に過ごせるようになります。
少なめの廊下は確かに効率的ですが、暮らし方によっては“あえてつくる”という選択もまた、正解になるかもしれません。大切なのは、ライフスタイルに合った設計を選ぶこと。その上で、廊下の役割をしっかり見極めることが、後悔しない家づくりにつながっていきます。